福井には、歴史好きな人にこそ、押さえておいて欲しい魅力のスポットがあります。
でも、場所が各地に点在しています。
公共交通機関を使う場合、どう回るのが効率良いでしょうか。
実際に僕が一日で巡ったルートをたどっていきましょう。
歴史好き向け福井のお勧めスポット
歴史好きな人にお勧めの、福井のスポット。
それは、次の3箇所です。
- 永平寺
- 一乗谷朝倉氏遺跡
- 北ノ庄
旅行で訪れた場合、限られた時間で出来るだけ効率良く巡りたいものですね。
それぞれのスポットを、公共交通機関でどう移動するかも含めて紹介していきます。
路線バスを乗りこなそう!
この夏、福井県へ足を伸ばしました。
約13年ぶり。
以前に来たときは夜に車で着いて、そのまま通り過ぎたような感じだったので、ほぼ初めてと言っていいでしょう。
さて今回の旅で、先ほど挙げた「歴史好き向けお勧めスポット」を巡るのに使った交通機関は路線バスです。
路線バスで余裕を持って見て回れるルートは?
今回は、路線バスを使いながら、余裕を持って見て回ることができました。
しかし、正直なところ路線バスの便はそんなに多くありません。
特に平日だと、土休日の約半分ほどの運行本数になってしまいます。
そのため、
- どの順番で巡るか?
- どの時刻のバスを利用するか?
あらかじめ計画を立ててから、出発するようにしましょう。
今回は、
1箇所目:永平寺
↓
2箇所目:一乗谷朝倉氏遺跡
↓
3箇所目:北ノ庄
この順番で巡ることにしました。
なぜ鉄道ではなくバスか
永平寺や一乗谷朝倉氏遺跡を巡るには、路線バス以外にも鉄道を使うという選択肢もあります。
しかし鉄道を使う場合、永平寺や一乗谷朝倉氏遺跡のどちらも最寄り駅からは離れています。
- 永平寺(えちぜん鉄道勝山永平寺線の永平寺口駅から約7km)
- 一乗谷朝倉氏遺跡(JR九頭竜線の一乗谷駅から約2km)
更に、えちぜん鉄道勝山永平寺線とJR九頭竜線は直接繋がっていません。
そのため、両方を回ろうとすると一度、福井駅まで戻って乗り換える必要があります。
これでは、効率が良くありません。
でも、それが路線バスであれば、永平寺と一乗谷朝倉氏遺跡の間を直接結ぶ路線があります。
そのために、移動の効率が良いというのも今回、路線バスを選んだ理由です。
特急サンダーバード号で福井へ
それでは永平寺へ向かう前に、まず福井駅へ到着するところから紹介していきます。
今回、福井へは京都駅から特急サンダーバード号に乗って向かいました。
京都駅の0番ホームから出発です。
京都駅を出て大津を過ぎると、右手に琵琶湖が見えてきます。
ひたすら琵琶湖の景色が続きます。
車窓を、ずーっと右手に眺めながら進んで行きます。
その後、琵琶湖の北端当りで、北陸本線と合流します。
日本海側へ抜けて福井県入り。
敦賀駅です。この街は、港、鉄道、道路と交通の要衝。
途中通過した、鯖江市では山にメガネの看板が。
鯖江市は眼鏡フレーム国内シェア96%!
京都を出発してから、約1時間半で福井駅に到着です。
今だけ!サンダーバード号で福井に行けるのは
ところで、今回乗車した特急サンダーバード号ですが
北陸新幹線が、金沢から敦賀まで伸びてくる2022年度で廃止される見込みです。
北陸新幹線開通と同時に、並行在来線区間は第三セクター化するためです。
つまり、福井まで特急サンダーバードで来られるのも、今のうちだけということです。
名物「越前そば」を昼食に
福井駅には
11:10に到着しました。
まずは、荷物をコインロッカーに預けます。
改札を出て直ぐ右手(西側)にコインロッカーがあります。
福井駅ではもうすぐ導入される、ICOCAの自動改札の準備がされていました。
JR福井駅に自動改札機登場の告知が
駅に着いて、早速お昼ご飯にすることに。
福井駅駅西口を出て直ぐの所にある「ハピリン」というビルに向かいます。
あみだそば 福の井
昼食は、福井の名物「越前そば」にします。
メニューを見て。
辛味大根のおろし汁で食べる『おろしそば』を堪能したい!!
そう思ったので、「おろしそば三昧」を選びました。
鰹節がのっているのが特徴的
おろし、わさびおろし、とろろおろしの三種類の出汁でいただきます。
福井県産十割そば
大根おろしのお陰で、さっぱりした味わいです。
これは、そばを出汁にどっぷりつけて、たっぷりからめて、しっかり噛んで食べるのが美味しいですよ。
観光案内所でルート確認
食事の後は、同じ「ハピリン」の1階にある「福井市環境案内所」へ立ち寄りました。
目的は、観光情報の入手とバス時刻・ルートの確認です。
カウンターでスタッフの方に、
「永平寺と一乗谷に行きたい」ことを告げると、
そこまでのアクセスなどを案内して頂けます。
時刻表や観光地図も入手できます。
スタッフの方の案内を参考に、次のルートと時刻で巡ることにしました。
11:50 福井駅東口①番乗り場
↓(京福バス 永平寺特急バス[永平寺ライナー])
12:18 永平寺
・永平寺に滞在
14:35 永平寺
↓(一乗谷朝倉特急バス)
14:55 復原街並
・一乗谷朝倉氏遺跡に滞在
16:29 復原街並
↓(一乗谷東郷線)
16:58 福井駅東口
・北ノ庄へ
朝倉・永平寺フリー乗車券
さらに観光案内所スタッフの方に、今回の行き先を告げると
「朝倉・永平寺フリー乗車券」を案内されました。
それぞれ個別に運賃を支払うよりも、お得に乗ることが出来るそうです。
「朝倉・永平寺フリー乗車券」1,500円
※バラバラに運賃を払うと720円+430円+650円=1,800円(記載の料金は2018年7月現在の情報です)
この「朝倉・永平寺フリー乗車券」は、観光案内所の中で購入することができました。
これで準備OK
福井駅東口のバス乗り場へ移動します。
福井駅東口
JR福井駅東口を出ると先ず目に入るのが、2018年6月24日に完成したばかり。
真新しい「えちぜん鉄道福井駅」です。
この「えちぜん鉄道」
新駅舎ができるまでは、開業前の北陸新幹線の高架線路を間借りして走っていたんです。
これは、2015年からの立体交差工事のために行われていたそうです。
しかし、私鉄が開業前の新幹線の高架施設を利用したという例は珍しい!
・福井の「えちぜん鉄道」新幹線を走る!?そして「アテンダント」活用による成功
このような、私鉄が新幹線の高架施設を走ったということって、
過去には、1963年に阪急京都線が東海道新幹線の高架施設を借用した、という例があるだけらしいです。
というようなこともありながら
福井駅東口では、北陸新幹線の開通に向けて工事が継続しています。
その様子を横目に見ながら、バス停で永平寺行きのバスを待ちました。
永平寺へ出発
しばらく待っていると、バスが来ました。
11:50 福井駅東口①番乗り場 出発
平日のためか乗客はまばらで、他には4人ほど。
ゆったりと乗ることができそうです。
出発して市街地を抜けると、ほどなく田園風景に。
永平寺を目指します。
2018年夏 福井の旅 一覧
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