やっちゃえ!オッサン よしのケンジです。
日本全都道府県を巡るアラウンド47に取り組んでいます。
仙台で見つけたホヤ料理専門店。
そこで、新たにホヤの魅力を発見しました。
味力(みりょく)と言ってもいいでしょう。
仕事でも旅行でも、訪れた先で美味しいもの味わいたいですよね。
今回は、仙台でご当地の味と酒をたっぷりと堪能しました。
仙台グルメに「ほや」をチョイス
先日の仙台訪問
用件は既に終わりましたが、帰りの新幹線まではあえて数時間の余裕を持たせました。
せっかく東北
仙台グルメを味わうために作った時間です。
さて
何を食べようか?
どんなお店に入ろうか?
牛タンが有名だし、でも海鮮や寿司も良いな。
そういえば牡蠣のシーズンを迎えているので、牡蠣料理なんか良さそう。
そうやって何か「らしい」お店を探していると・・・
ふと目に付いたのが「ほや専門店 まぼ屋」です。
このお店、産地以外ではあまり馴染みの無い「ホヤ」を色々な料理で楽しむことができるところ。
今夜は、ここに入りましょう。
ホヤとは
ほや(ホヤ・海鞘)は、三陸海岸を中心とした東北の海の味覚です。
全国の水揚げ量の約8割が宮城県という、地域に根ざした食材ですね。
東北地方以外では、それほどメジャーではありません。
でもだからこそ、この地ならではの味を楽しめることに期待です。
「まぼ屋 仙台駅前店」お店の場所
お店は、仙台駅から歩いてもすぐの距離
西口のベデストリアンデッキを渡ると、信号を横断すること無くたどり着けます。
入口から少し階段を登った先にエレベーターがあります。
そのエレベーターで3階へ
ちなみに2階の「かき小屋 飛梅」は同じグループのお店だそうです。
エレベーターを降りてすぐに、お店の入口です。
では、いざ入店
初心者からマニアまで楽しめそうなホヤ料理
先客はテーブル席に2名だけでした。
本日は、カウンターに陣取ります。
席には、「ホヤ」についてのあれこれを知ることができる説明書きが
そして料理の「ホヤ度」がマークでメニューに記されています。
ホヤ初心者からホヤマニアまで、幅広い層が楽しめるようにという工夫ですね。
裏面が料理のメニューにです。
確かに、見たことも無い料理が一杯です。
日本酒パラダイス
まずは、飲み物を注文しようとドリンクメニューに目を落とすと・・・
「純米酒飲み放題」の文字が飛び込みます。
これを注文すること能わざるや、いや。
といった感じで、そりゃオーダーしますよね。
しかも、冷蔵ケースから好きな銘柄を好きなだけ注いでねっていう、お勝手スタイル。
素敵すぎます。
単品で注文すると1杯100mlが580円のところ、飲み放題は90分1980円
4杯以上飲むなら、こっちが断然お得
すぐにグラスが渡されました。
日本酒呑みににとってのパラダイス!スタートです。
料理をオーダー
まず、お通しが運ばれてきました。
ここから既にホヤづくしが始まってます。
ホヤの南蛮漬け
一度揚げてあるものの、酢でさっぱりとした口当たりになっており、酸味もキツくはありません。
日本酒で口に残る味を洗いながら、料理メニューから最初に注文する料理を選びます。
ホヤ度5のレベルMAX料理
やっぱり、ホヤ料理専門店に来たからには、いかにもホヤらしい料理が食べたいですよね。
ということで、レベルMAXのホヤ度5の「活ほや刺身」を選びます。
これでまず「ホヤ」を堪能しましょう。
それにMAXレベルだからこその「ホヤ」に対する新たな発見があるかもと、期待を込めます。
ほどなくして、カウンター越しに出てきました。
活ほや刺身
「ほや」皿いっぱいにどーん!!
活ほや刺身の食べ方は
醤油猪口も渡されたため、醤油を漬けて食べるのが良いのかなと思いますしたが、決めつけは良くないですね。
お店の方に食べ方を尋ねます。
「醤油を付けてもいいけど、まずはそのまま食べてほしい。あとは、わさびをつけたり、塩で食べたり」
と言うこと。
その通りに倣って、まずはそのまま食してみました。
これまで「ホヤ」の風味だと思って潮くさいエグミって、実はそうじゃないというのが分かります。
爽やかな風味で、ホヤのイメージが覆ります。
珍しい部位も、更に味を変えながら
身と一緒に、珍しい「クチバシ」も盛り付けられています。
食べて見るとコリコリした食感。
初めて食べました。
今度は、レモンを掛けてみます。
そうすると、潮の風味がまろやかになりました。
新しい発見ですね。
この活ほや刺身ですが、皿一杯に盛られています。
そのため、これの一皿だけでもかなり、ホヤを堪能できます。
当然、お酒も進みます。
次々と銘柄を変えながら飲み進みます。
仙台と言えば牡蠣
そういえば、ここは牡蠣料理のお店と同じグループだった。
せっかくなんで生牡蠣も注文しましょう。
石巻産生牡蠣を2個
大ぶりの牡蠣がやってきました。
レモンをさっと掛けてパクリ。
続けてもう一個パクリ。
潮の香りが凝縮された味口の中に広がり、鼻に抜けます。
海を食べている感覚
海の幸を食べている実感
ホヤを食べたあとだと、余計にその風味の強さを感じます。
先ほど食べたホヤを思い返してみると、ホヤって上品だな。
さらに、日本酒の杯を重ねていきます。
料理長の「ほや愛」
カウンターに陣取っていたので、料理長に色々とお話を伺うことができました。
言葉の端々に「ホヤ愛!」が溢れてます。
更に、冷凍ホヤではなく、活ホヤを年中出しているのは、仙台でもここだけじゃ無いかとのこと。
ホヤは、真水に漬けて死んだホヤを使えば殻から身が離れやすいとのこと。
そうすると調理も簡単なのだそうです。
でもこのお店では新鮮な味を優先し、活ホヤを使っている。
活ホヤは、殻から身を取るときにも固くて力のいるということで、大変なのですが、これがこだわりですね。
そして料理長から、このホヤの美味しさをもっともっと全国に広めていきたいという思いを受けました。
ほや珍味3点盛り
刺身を食べ終えたので、次の料理を注文しましょう。
次は、酒のアテっぽいものを選びます。
ほや珍味三種盛りにしました。
ほや塩辛、自家製ほやチャンジャ、ほや三升漬
ほやカツレツで締め
さて気がつけば、飲み放題の時間も終わりに近づいてきました。
新幹線の乗車時刻も決まっているため、そろそろ締めにしましょうか。
料理長に、「これだけは食べておくべき料理は何?」と聞いてみます。
お勧めされたのは『ほやカツレツ』
これで締めます。
最後に向けて、日本酒の杯を干しながら待っていると来ました。
ほやカツレツの登場です。
カリッと美味しそう。
早速、タルタルソースを付けて、口に頬張ります。
サクッという衣の中から出てきたホヤが、このカツレツという料理に意外なほどピッタリと合っています。
肉の代替ではなく、ホヤであることの必然性がある美味しさ!
ホヤの魅力(味力)をここでも見つけることができました。
お開きです
さて、ここまで一体何杯飲んだんだろう???
仙台の地でかなり良い気分になってしまいました。
これから新幹線に乗って帰ります。
街はクリスマスの装いで輝いています。
おしりヤサシサ
仙台駅の新幹線ホームで発見
ベンチに敷かれているヤサシサ
待っている間も、おしり冷たくありません。
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